【巳の日2026】財布や宝くじを買ったり、神社でお願い事も吉の日


巳の日(みのひ)は、金運や財運を司る神様、弁財天(弁天様)の御縁日の日なので、お金にまつわることをするのが開運アクションです。


また、巳の日に、弁財天の使いである白蛇にお願いすると、願い事を弁財天様に届けてくれると言われています。


さらに、巳の日の中でも、60日に1回しかやって来ない己巳の日(つちのとみのひ)は、弁財天さまとのご縁が強くなり、より一層、縁起のいい日と考えられています。


以下に、巳の日にやるといい開運アクションや、巳の日にしてはいけないことなどをまとめました。


今年の「巳の日」と「己巳の日」の全一覧表もあります。


巳の日にやるといいこと

お金にまつわることは、全般的に、巳の日の開運アクションになっています。


巳の日に財布を買う

巳の日は、開運日の中でも、特に、金運に効果のある日なので、財布を買うのも、使い始めるのも、どちらにも良い日です。


巳の日と寅の日なら、どっちが財布にいい?

巳の日に買う財布は、お金とのご縁もつながるので、「お金が貯まる」財布になると言われています。


寅の日に買う財布は、虎は千里行って千里帰ることから、「お金を使っても戻ってくる」財布になると言われています。


なので、お金が貯まっていく財布に育てたいなら巳の日、お金まわりのいい財布にしたいなら寅の日にすると良さそうです。


両方のいいとこ取りをするために、巳の日に財布を買って、寅の日まで寝かせて、寅の日に財布を使い始めるのもおすすめです。


宝くじを購入する

大安や寅の日、一粒万倍日などと比べると、宝くじを買う日としては、巳の日の知名度は、少し劣りますが、弁財天さまとのご縁で、金運を高めてくれる日なので、宝くじを買うのにも向いています。


巳の日の中でも、特に縁起が良く、60日に1回しかやって来ない己巳の日(つちのとみのひ)に、ロトや宝くじを買うのもおすすめです。


銀行口座を開設する

財布の購入と同じく、お金にまつわることなので、巳の日に銀行口座を開いたり、投資に関する口座を開いたりするのは吉とされています。


巳の日に開業する

七福神では、恵比寿さまが商売繁盛の神様として有名ですが、弁財天さまにも商売繁盛のご利益があります。


なので、弁財天さまとのご縁がつながる巳の日に、開業したり、起業したりするのは吉とされています。


参考:弁財天さまのご利益


巳の日に願い事をする

巳の日に、弁財天さまのお使いである「白蛇」に願い事をすると、その願い事を弁財天さまに届けてくれると言われています。


金銭や財産に関することをはじめ、巳の日は、弁財天さまに願いが届きやすくなっているので、弁財天や白蛇を祀る最寄りの神社やお寺に出向いて、願い事をするのもおすすめです。


弁財天さまや、そのお使いの白蛇をお祀りする全国の神社やお寺では、巳の日や、己巳の日に、なんからの催事が開催されている場合もあります。


巳の日に神社で御朱印をいただく

弁財天さまを祀る神社やお寺では、巳の日限定の御朱印をいただけるところもあります。


例えば、東京都品川区二葉にある蛇窪神社(へびくぼじんじゃ)では、主祭神は、天照大御神(アマテラスオオミカミ)であるものの、


境内に、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)と白蛇大神を祀る厳島社があるので、己巳の日には、銀色の文字で「しろへびさま」と書かれた限定御朱印がいただけます。


市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)は、スサノオの娘で、宗像三女神のお一人ですが、神仏習合によって、弁財天と同一神とされています。

巳の日にしてはいけないこと

巳の日は「お金にまつわることをするのにいい日」とされていますが、やってはいけないことについては、特に明確にはなっていません。


ですが、弁財天さまが、女神であることから、一部、迷信的に噂になっていることがあるようです。


巳の日に入籍する

弁財天さまが、女神で嫉妬深いことから、巳の日に入籍したり、結婚したりするのは良くない、という話が一部にはあります。


都市伝説的に、カップルで弁財天さまをお参りに行くと別れる…という話もありますが、こちらも、はっきりとした根拠のある話ではありません。


そもそも、巳の日は、12日に1回やって来るので、その日に入籍した夫婦が、ことごとく離婚したりしていたら、それだけで、かなり話題になっているはずです。


ですが、巳の日に結婚した夫婦は別れる、という話は、特に、広まっていないので、実は、あまり、気にしなくてもいいのかもしれませんね。


弁財天さまが嫉妬する話が、どうしても気になる場合には、その心が、男女の不協和音を産み出してしまうかもしれないので、自分自身の心の安定のため、巳の日の入籍はやめておく、というのもいいと思います。

2026年(令和8年)巳の日 一覧

2026年(令和8年)の巳の日は、年間で24日あります。


一粒万倍日や大安などの吉日や、仏滅や不成就日などの凶日と重なっている場合は、それも記載してあります。


2026年1月の巳の日

  • 1月7日(水)巳の日 大安
  • 1月19日(月)巳の日 新月
  • 1月31日(土)巳の日


2026年2月の巳の日

  • 2月12日(木)巳の日


2026年3月の巳の日

  • 3月8日(日)巳の日
  • 3月20日(金)巳の日 不成就日 春分の日


2026年4月の巳の日

  • 4月1日(水)巳の日
  • 4月13日(月)巳の日 不成就日


2026年5月の巳の日

  • 5月7日(木)巳の日 大安
  • 5月19日(火)巳の日
  • 5月31日(日)巳の日 満月


2026年6月の巳の日

  • 6月12日(金)巳の日 一粒万倍日


2026年7月の巳の日

  • 7月6日(月)巳の日 一粒万倍日
  • 7月18日(土)巳の日 仏滅
  • 7月30日(木)巳の日 仏滅


2026年8月の巳の日

  • 8月11日(火)巳の日 仏滅 山の日


2026年9月の巳の日

  • 9月4日(金)巳の日 大安
  • 9月16日(水)巳の日
  • 9月28日(月)巳の日 不成就日


2026年10月の巳の日

  • 10月10日(土)巳の日


2026年11月の巳の日

  • 11月3日(火)巳の日 文化の日
  • 11月15日(日)巳の日 仏滅
  • 11月27日(金)巳の日 仏滅


2026年12月の巳の日

  • 12月9日(水)巳の日 大安 新月

2026年(令和8年)己巳の日 一覧

2026年(令和8年)の己巳の日は、年間6日です。


4月25日、8月23日、12月21日は、大安と重なっていますが、残念ながら、不成就日とも重なっています。


  • 2月24日(火)己巳の日
  • 4月25日(土)己巳の日 大安 不成就日
  • 6月24日(水)己巳の日 一粒万倍日
  • 8月23日(日)己巳の日 大安 不成就日
  • 10月22日(木)己巳の日
  • 12月21日(月)己巳の日 大安 不成就日

巳の日(みのひ)とは?

巳の日は、年賀状でもお馴染みの十二支のうち、巳(ヘビ)に割り当てられた日のことです。


子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)、辰(たつ)、巳(み)~で始まる十二支は、一年ごとに割り当てられ、ネズミ年、ウシ年、トラ年、ウサギ年、タツ年、ヘビ年~などと言われていますよね。


この十二支は、実は、1日ごとにも割り当てられていて、巳(ヘビ)に割り当てられている日が「巳の日」というわけです。


十二支の動物が、1日ごとに割り当てられ、入れ替わっていくので、巳の日も、12日1回めぐってきます


巳の日が「金運や財運」に縁起がいいと言われる理由

弁財天さまは、芸術や財運を司る神様で、七福神のお一人ですが、弁財天さまのご眷属(けんぞく)は、蛇神や龍神になっています。


眷属とは、神の使者のことです


巳(ヘビ)とのつながりが深いということで、弁財天さまをお祀りする神社や寺院では、ご縁日が「巳の日」になっています。


財運を司る弁財天さまのご縁日なので「巳の日」は、金運や財運を上げてくれる日と言われるようになった、というわけです。


弁財天さまのご利益

弁財天さまは、もともとは、インド発祥のヒンドゥー教のサラスヴァティーという女神さまでした。


インド最古の聖典「リグ・ヴェーダ」に登場する聖なる川「サラスヴァティー川」の化身で、川の神様です。


さらさらと流れる川のせせらぎの音は、音楽に通じることから、当初、音楽の神様になりました。


その後、音楽は、雄弁な言葉にもつながることから弁舌の神様になり、さらには、理路整然と語られる言葉は、聡明さにもつながることから、学問の神様にもなっていきます。


奈良時代に、日本に受け入れられた当初も、音楽や芸能の神様ということで、文字も「弁才天」という漢字があてられていました。


日本に伝わった「弁才天」は、そのあと、日本神話で、食物や衣服の神としてしられる宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)と習合していきます。


さらには、人頭蛇身(身体は白蛇で、頭は人間の老人)の姿を持ち、財をもたらす福神として知られる宇賀神(うがじん)もまた、この宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)に、由来しているのではないか、と考えられています。


実際、宇賀神(うがじん)の蛇神を、弁才天の頭にのせて、2つの神様が合体したような像もあり「宇賀弁財天」と呼ばれています。


宇賀神が、五穀豊穣、商売繁盛など、財をもたらす神様であったからか、弁才天も、「才」の文字が「財」の文字に変わっていき、江戸時代には「弁財天」の書き方が定着しています。


このような変遷の中、現在の弁財天さまには…


  • 音楽・芸能・学問
  • 商売繁盛
  • 金運・財運


などのご利益があると言われるようになっている、というわけです。