【一粒万倍日2024】やってはいけないことに、すると良いことも!

一粒万倍日にすると良いことや、やってはいけないことは?

一粒万倍日

 

一粒万倍日にやってはいけないことや、逆に、一粒万倍日にしたらいいことなどを、ネットで調べると、いろいろな項目がたくさん見つかりますよね。

 

だけど、中には、拡大解釈されて「こんなことまで?」と思うような項目が入っている場合もあるようです。

 

拡大解釈し過ぎたものまで、一粒万倍日にやってはいけない事に含めてしまうと、しまいには、無限に心配しなければならなくなってしまいます

 

あるいは、また、逆に、表面的な解釈だけで、一粒万倍日にすべきことをとらえてしまうと、いいことを期待し過ぎて、あとでがっかりするみたいな状態になりがちです。

 

(例) 一粒万倍日に宝くじを買ったけど、当たらない

 

そんな風にならないようにするには、一粒万倍日の始まりを理解して、本来の意味を知っておきましょう。

 

一粒万倍日のそもそもの由来を知れば、やってはいけないことや、したらいいことの区別がつくようになり、一粒万倍日の運気を上手く活用していけるようになります。

 

それでは、少し面倒くさいですが、そもそも「一粒万倍日とは何か?」というところから考えていきましょう。

 

 

一粒万倍日とは?

干支(えと)を根拠に、その日がいい日か悪い日かを占って、暦の暦注(れきちゅう)に記されていたものの1つに選日(せんじつ)があります。

 

選日は、全部で9種類あり、一粒万倍日は、その選日の中の1つです。

 

稲は、一粒の種でもまいておけば、万倍にも増えることから「一粒万倍」は、稲の別称にもなっています。

 

稲の別称が名前の由来となっている一粒万倍日は、成功を願って、何か事を始めるのに良いとされる吉日です。

 

一粒万倍日の読み方は?

一粒は、意味としては「ひとつぶ」ですが、この場合の読み方は「いちりゅう」になるので、一粒万倍日は「いちりゅうまんばいび」または「いちりゅうまんばいにち」と読みます。

 

一粒万倍日の意味

たった一粒の籾(もみ)でも、田んぼにまけば、1万倍のお米に増えることから、何かを始める第一歩を踏み出すのに最適な日だと言われています。

 

一粒万倍日の語源は?

そもそも「一粒万倍」という言葉は、仏教経典の中の一節が、その起源とされています。

 

一粒万倍という言葉の起源とされているのは、恩に報いることを説いた仏教経典『大方便仏報恩経』(だいほうべんぶつほうおんぎょう)の中に出てくる次の一節です。

 

「世間求利、莫先耕田者、種一万倍」

 

これは…

世間というものは、とかく利益を求めるものですが、それならば、田んぼ耕す人に勝る人はいないでしょう。なぜなら、一粒の種が万倍にもなるのですから。

というような意味です。

 

もともと、一粒万倍という言葉の発祥が上記のような一節なので、そこから継承されている現代の「一粒万倍」の四字熟語としての辞書的な意味も…

  • わずかなものから多くの利益があること
  • 1つの善行が多くの良い結果を生むこと
  • わずかなものでも粗末にしてはいけないという戒め

というようになっています。

 

これらのことを踏まえて、一粒万倍日にしたらいいことや、するとダメなことを考えていくと、幸運を期待し過ぎたり、無駄に心配し過ぎになったりすることがありません。

一粒万倍日にやってはいけないこと

一粒万倍日は、良いことも拡大するけれど、悪いことも拡大するので、一般的には、マイナスになるようなことは「やってはいけない」とされています。

 

ですが、一粒万倍日とは? で見てきたように、本来は「マイナス方面のことも拡大する」とはなっていません

 

だだし「わずかなものでも粗末にしてはいけない」という戒め的な意味は入っているので、一粒万倍日にやってはいけない事が気になるようなら、

 

戒め的な意味合いで、避けられるものは避けておく…ぐらいの受け止め方にしておくと、無駄に心配し過ぎることがありません。

 

借金する

借金する

 

一粒万倍日に、お金を借りたり、人から物を借りたりすると、それが、どんどん大きくなってしまうので、一般的には「一粒万倍日にやってはいけないこと」の筆頭に、よく挙げられています。

 

「籾の一粒でも無駄にしてはいけない」という戒めと同じような意味合いだと思いますが、借金したりする日は、自らの意思で変えられるものなので、気になるようなら、一粒万倍日はやめておくのがいいかもしれません。

 

ローン契約する

ローン契約する

 

お金を借りるのと同じく、ローン契約したり、融資の契約をしたりするのも「一粒万倍日にやってはいけないこと」になっています。

 

ローンの契約日や融資の契約日も、自らの意思で変えられるので、こちらも、気になるようなら、一粒万倍日はやめておくのがいいかもしれません。

 

一粒万倍日にローン契約してしまった時にはどうする?

一粒万倍日に、ローン契約してしまったことを、あとから気づいた時には、どうしたらいいでしょうか。

 

もともと、戒め的な意味合いなので、そこまで気にすることはありませんが、どうしても気になるようなら、別の一粒万倍日に、宝くじなどを、少し買ってみるのは、どうでしょうか。

 

宝くじが当たれば、ローン返済にまわします。

 

ハズれれば、一粒万倍日の宝くじだって当たらないのに、一粒万倍日の借金だけ増えるのはおかしい…と考えます。

 

喧嘩する

ケンカする

 

他人を攻撃したり、悪口を言ったり、喧嘩したり…といった人間関係のトラブルも、一粒万倍日は避けておいた方がいいとされています。

 

相手から仕掛けられた場合は、避けようがありませんが、自分から行う場合は、避けることが出来るので、一粒万倍日はやめておくのがいいかもしれません。

 

避けようがないものもある

一粒万倍日にやってはいけないことのリストに入っている場合もありますが、以下のようなことは、ほとんど、自分の意思ではコントロール出来ません。

 

このようなことまで、やってはいけないことに含めてしまうと、逆に、心が疲れてしまうので、心配し過ぎないようにするのがおすすめです。

 

病気になる

入院の日なら、ある程度、こちらの希望が通ることがあるかもしれませんが、病気になる日は、自分でコントロールするのは、ほぼ不可能です。

 

なので、一粒万倍日どうのこうのは気にせず、病気を治すことだけに集中するようにしましょう。

 

怪我をする

怪我の場合も、通院日なら、ある程度、こちらの希望する日に出来るかもしれませんが、怪我は、不慮の事故の場合が多いので、いつ怪我をするのかを、自分でコントロールするのは、ほぼ不可能です。

 

こちらの場合も、一粒万倍日どうのこうのは気にせず、怪我の治療に専念するのがおすすめです。

 

葬儀をする

寅の日の場合は、葬式をするのを避ける地域がありますが、一粒万倍日の場合は、そういった慣習はないので、気にしなくても大丈です。

一粒万倍日にしたらいいこと

「一粒の籾が万倍に実る」という本来の意味から考えると、一粒万倍日には、前向きに、一歩踏み出すような事に向いています。

 

一粒の種をまき、そして、それをコツコツと育てていくようなイメージの「何か新しいことを始める」には、最適の日です。

 

開業する

独立起業する、お店を開店するなど、新しい仕事を始めるのは、まさに、前向きに、第一歩を踏み出す行為なので、一粒万倍日に向いています。

 

銀行口座を開設する

銀行の口座を開設して、これからお金を増やしていくぞ、ということであれば、一粒万倍日を意識してみましょう。

 

口座開設をして、最初のお金を預ける日を一粒万倍日にしておくと、種をまく日のイメージに、より近づけることが出来ます。

 

財布を購入する

銀行口座を開設するのと同じような意味合いで、一粒万倍日は財布を買うのもおすすめです。

 

金運を上げると言われている寅の日や巳の日に重なる一粒万倍日を選ぶと、さらに、相乗効果が期待できます。

 

投資・預金を始める

一粒の種をまき、それを増やしていくので、株式投資や、積立貯金などを始める日にも向いています。

 

寄付をする

お金を増やしていくわけではありませんが、現代の一粒万倍には…

 

「1つの善行が、多くの良い結果を生む」

 

という意味もあります。

 

なので、一粒万倍日は、寄付や募金をする日にも向いています。

 

結婚する

入籍する日、結婚する日、結納を交わす日、プロポーズする日、初デートをする日…などなども、広い意味で言うと、前向きな第一歩と考えられるので、一粒万倍日に向いています。

 

星野源さんと、新垣結衣さんの「一粒万倍日での結婚発表」をはじめ、最近では、芸能人の方も、結婚発表日に、一粒万倍日を選ぶケースが多くなって来ています。

いいこと、ダメなこと、どちらにもなり得るもの

自分の捉え方次第で、前向きにも、後ろ向きにもなる、以下のようなものもあります。

 

前向きに捉えるなら、一粒万倍日の効果が期待できるし、逆に、ネガティブなイメージばかり浮かんで気になるようなら、一粒万倍日を避けておいた方が無難です。

 

買い物する

買い物

 

買い物の場合は、自分の将来のための投資だったり、これから長く使っていくものを買ったりするなら、一粒万倍日の本来の意味に合っています。

 

ですが、クレジットカード払いで、欲しい物を、どんどん買ってしまうような浪費の場合は、借金と同じような意味合いになってしまうので、注意が必要です。

 

車を購入する

車を買ったり、納車日を一粒万倍日にしたりするのは、新しいスタートなので、基本的には、一粒万倍日に合っています。

 

ですが、必要以上に車をたくさん買ったり、コロコロと乗り換えたりする場合は、だんだん、浪費に近づいていくので、本来の意味からははずれてしまいます。

 

不動産契約する

土地契約、マンション契約、家の契約など、不動産関係は、まさに、自分の捉え方次第で「一粒万倍日に合ってるかどうか」が変わるものです。

 

これから長く使っていくもので、新しいスタートという部分に着目するなら、一粒万倍日に合っていますが、住宅ローンを組んで、借金をするという部分に着目するなら、一粒万倍日は向いていません。

 

前向きな新しいスタートという気持ちが優れば、契約日を、一粒万倍日にしてもいいですし、逆に、借金のプレッシャーが大きければ、一粒万倍日に契約するのは避けておく方がいいでしょう。

 

家を買うのに、多額の借金をするのは気になるのだけど、知らずに一粒万倍日にローン契約してしまった…という場合は、対処方法を書きましたので、こちらをご参照下さい。

 

 

自分の気持ちを考えてみたものの、拮抗していて、どちらとも言えない場合は、いっそ、一粒万倍日は気にしない…という手もあります。

 

一粒万倍日は年間約60日ちょっとあります。年間の日数が多いので、地鎮祭、棟上げ式、竣工式などなど、日取りが気になるイベントが多い不動産関係では、スケジュールが上手く組めなくなる場合もあります。

 

引っ越しする

引っ越しの場合も、どういう引っ越しかによって変わって来ます。

 

心機一転、新たなスタートにしよう!と思える引っ越しであれば、一粒万倍日が向いていますし、ネガティブなイメージがつきまとう引っ越しであれば、一粒万倍日は向いていません。

 

転職する・退職する

自分の意思で、ポジティブに転職したり、退職したりして、仕事を変えたりする場合は、新しいスタートなので、一粒万倍日向きと言えます。

 

リストラにあった、転職を余儀なくされた、…というような場合は、どうしても、ネガティブイメージが湧いてくることが多いので、一粒万倍日は気にしない方がいいかもしれません。

 

別れる・離婚する

付き合っていた人と分かれたり、結婚していたけど離婚したりするのは、通常は、ネガティブな気分になることが多いと思うので、一粒万倍日向きとは言えません。

 

ですが、夫または、妻に問題があり、ずっと離婚としたいと思っていて、やっと、離婚できた…というような場合は、新しいスタートになるので、一粒万倍日に向いています。

一粒万倍日に宝くじを買ったけど当たらない

宝くじやロト6の売り場に「本日は一粒万倍日」と貼ってあったりするので、通常は、宝くじの購入に「一粒万倍日は向いている」とされていますよね。

 

さらには、一粒を万倍に!というイメージからか、パチンコやパチスロなどのギャンブル系も、一粒万倍日は向いている、と捉えられることがあるようです。

 

ところが、実際は、一粒万倍日に宝くじを買ったとしても、賭け事をしたとしても、なかなか当たらないということがよく起こります。

 

これらの場合は、試してみれば、すぐに結果が出るので、やってみた人たちの間では…

 

  • 一粒万倍日なんて意味ないじゃん
  • 一粒万倍日は迷信で嘘だと思う

 

…といった感想が出るのも無理のないことだと思います。

 

ですが、よくよく考えてみると、宝くじをはじめとした一攫千金系は、一粒万倍日の本来の意味とは、ちょっとずれています。

 

一粒万倍日とは? の項目で説明したように、そもそも、一粒万倍は…

世の中には、いろんな利益を求める方法があるけれど、どうせなら、田んぼに種をまくの一番いいよ。なぜなら、一粒の種が万倍にもなるから。

というような意味です。

 

つまり、利益を求める方法の中で、もっとも、堅く増やせるのが、田んぼに種をまくことだ…と説いているのです。

 

実際問題、種をまけば、かなりの確率で芽が出て、それを根気よく育てていけば、これまた、かなりの確率で実らせることが出来ます。

 

対して、サマージャンボや年末ジャンボなどの宝くじの当たる確率は、1000万分の1です。

 

仮に、一粒万倍日の金運アップ効果で、当たる確率が10倍高まったとしても、それでやっと、当たる確率100万分の1です。

 

ギャンブル系は、ハイリスク、ハイリターンで、もともと、堅く利益が出せるものではないので、多少、金運が上がったとしても、なかなか当たらない、というわけです。

 

 

一粒万倍日2024(令和6年)

大安や天赦日などの吉日や、仏滅や不成就日などの凶日と重なる日もわかる2024年(令和6年)の一粒万倍日一覧です。

 

一粒万倍日の場合は、吉日と重なれば開運効果が倍増し、仏滅や不成就日などと重なれば、もともとの開運効果が半減する…と言われています。

 

1月 1月1日(月)赤口 天赦日 元旦
1月13日(土)友引 
1月16日(火)大安 不成就日
1月25日(木)友引
1月28日(日)大安
2月 2月7日(木)先負
2月12日(月)先負 不成就日 建国記念の日の振替休日
2月19日(月)仏滅
1月24日(土)先負
3月 3月2日(土)仏滅
3月10日(日)友引
3月15日(金)先勝 寅の日 天赦日 最強開運日
3月22日(金)友引
3月27日(水)先勝 寅の日 不成就日
4月 4月3日(水)友引
4月6日(土)大安
4月9日(火)先負 不成就日
4月18日(木)赤口
4月21日(日)先負
4月30日(火)赤口 甲子の日
5月 5月3日(金)先負 不成就日 憲法記念日
5月15日(水)大安
5月16日(木)赤口
5月27日(月)大安 不成就日
5月28日(火)赤口
6月 6月10日(月)先負 巳の日 不成就日
6月11日(火)仏滅
6月22日(土)先負 巳の日
6月23日(日)仏滅
7月 7月4日(木)先負 己巳の日 不成就日
7月5日(金)仏滅
7月8日(月)友引
7月17日(水)大安
7月20日(土)友引
7月29日(月)大安 天赦日 最強開運日
8月 8月1日(金)友引
8月11日(日)友引 山の日
8月16日(金)先勝
8月23日(金)友引
8月28日(水)先勝 甲子の日
9月 9月4日(水)先負 不成就日
9月12日(木)大安 不成就日
9月17日(火)仏滅
9月24日(火)大安
9月29日(日)仏滅
10月 10月6日(日)赤口
10月9日(水)先負
10月12日(土)赤口
10月21日(月)先負
10月24日(木)赤口
11月 11月2日(土)大安
11月5日(火)友引
11月17日(日)友引
11月18日(月)先負
11月29日(金)友引
11月30日(土)先負
12月 12月13日(金)大安 不成就日
12月14日(土)赤口
12月25日(水)大安
12月26日(木)赤口 天赦日 甲子の日 最強開運日

天赦日と一粒万倍日はどっちがいい?

お財布や宝くじの購入など、特に、金運に関することで、一粒万倍日と、よく比較されるのが天赦日です。

 

天赦日の読み方は、「てんしゃび」または「てんしゃにち」。

 

一粒万倍日に比べると、あまり有名ではありませんでしたが、最近では、天赦日がやって来ると「本日は、天赦日」と書いた「のぼり旗」を立てる宝くじ売り場も出て来て、徐々に知名度も上がって来ています。

 

一粒万倍日も、天赦日も、どちらも縁起のいい日ですが、貴重度で考えると、天赦日に軍配が上がります。

 

  • 一粒万倍日…年間約60日
  • 天赦日…年間約6日

 

一粒万倍日は、年間で約60日あり、天赦日は、年間で約6日なので、天赦日の方が、一粒万倍日よりも、約10倍貴重な日になっています。

 

逆に言うと、年間の日数が少ないので「天赦日まで待ってられない」というような物事には、あまり向いていません。

 

天赦日は、百神が天に昇り、万物の罪を赦(ゆる)す日です。

 

宝くじの購入、財布の購入、引っ越し、結納、入籍、結婚、出生届、開店、開業などなど…何をするにも良い日なので「万(よろず)良しの日」とも言われています。

 

日本の暦の中では「最上の吉日」とされているので、「いついつまで」の期限がなく、気長に待てる物事なら、天赦日を活用するのもおすすめです。

 

天赦日が、一粒万倍日と重なり、さらに縁起のいい日になる場合もあります。

 

2024年(令和6年)の天赦日

2024年(令和6年)の天赦日も、全部で7日あり、例年に比べて、ほかの吉日とも重なる日が多くなっています。

 

1月1日と12月26日は、天赦日が、一粒万倍日に加えて、大黒天様のご縁日の「甲子の日」とも重なっています。

 

大黒天様は、七福神のお一人で、金運や商売繁盛、縁結びなどにご利益のある神様です。

 

さらに、3月15日は、天赦日が、一粒万倍日に加えて、金運を上げてくれると言われている寅の日とも重なり、最強開運日になっています。

 

1月 1月1日(月)一粒万倍日 申子の日 赤口 元旦
3月 3月15日(金)一粒万倍日 寅の日 先勝
5月 5月30日(木)友引
7月 7月29日(月)一粒万倍日 大安
8月 8月12日(月)先負 山の日の振替休日
10月 10月11日(金)不成就日 大安 
12月 12月26日(木)一粒万倍日 甲子の日 赤口