春財布の時期は、いつから、いつまで?
春財布は、風水で言うところの「春の時期」に買う新しい財布のことです。
昔から、風水では、春の時期に買う財布は「財布がお金でパンパンに張る(=春)」につながり、とても縁起が良く、金運に恵まれた財布になる、と考えられてきました。
最近では、通販はもちろん、店頭でも「縁起の良い春財布」として売り出すことが多くなり、あちこちで春財布の文字を見かけるようになって来ていますよね。
お店では、新年を迎えたあたりから、新学期が始まる4月頃まで、春財布の特集コーナーが設けられたりしていますが、風水で言うところの「春の時期」っていうのは、いつから、いつまでなのでしょうか?
ここでは、2023年の年末〜2024年の始めに、春財布を買おうと思っている方のために、風水で言う春財布の購入時期や、春財布を買ったり、使い始めたりするのに縁起が良い開運日の情報を紹介しています。
風水での春財布の購入時期
風水で言う春財布の購入時期には、2つの説があるのですが、2つをまとめると、冬至〜春分の日までになります。
冬至から春分の日までなので、
日にちで言うと、2023年の年末から、2024年にかけての春財布の購入時期は、
2023年12月22日(冬至)から
2024年3月20日(春分の日)までになります。
春の財布なのに「冬至から」と言うのは、一般的な感覚だと早いような気がしますが、風水で言う「春の時期」の考え方と2つの説については、下記で、詳しく説明していますので、興味のある方は、そちらをご覧下さい。
さて、春財布を買う期間がわかったところで、具体的に、2023年(令和5年)の年末から、2024年(令和6年)にかけての場合は、いつ買えばいいのでしょうか?
まずは、春財布を買う日についてです。
春財布を買う日はいつがいい?
せっかく縁起の良い春財布を買うんだったら、買う日にも少しこだわって、金運をはじめ、運気を上げてくれるような開運日にしたいところですよね。
そこで、ここからは、2023年の冬至から、2024年の春分の日までの吉日と凶日の情報をまとめてみました。
一般的に、開運日と言われている日でも、実は、凶日と重なっている日も、けっこうあります。
手っ取り早く、春財布を買うのにおすすめの最強開運日だけ知りたい方は、以下へどうぞ。
順を追って、開運日を確認していきたい方は、このまま読み進めて下さい。
まずは、2023年12月〜2024年3月までの吉日・凶日カレンダーです。
カレンダーに掲載している吉日と凶日がどんな日かは、それぞれ、以下で、解説しています。
吉日と凶日の意味を知りたい方は、こちらでチェックして下さい。
カレンダーを見てみると、一般的に吉日と言われている日でも、凶日と重なってしまっている日がけっこうあります。
そこで、まずは、凶日と重なってしまっている吉日は除いて、凶日と重ならない吉日だけのカレンダーを作ってみましょう。
さらに、春財布の購入期間の中で、吉日が2つ、3つと重なっている日だけをピックアップしてみます。
2024年の春財布を買う日のおすすめ
吉日だけのカレンダーの中から、吉日が2つ、3つと重なる日だけをピックアップしてみると、以下のようになっています。
- 12月31日(日)一粒万倍日 大安
- 1月1日(月)元旦 一粒万倍日 天赦日
- 1月6日(土)己巳の日 大安
- 1月28日(日)一粒万倍日 大安
- 3月3日(日)寅の日 大安
- 3月15日(金)一粒万倍日 寅の日 天赦日
上記を見てもらえば、わかるように、2024年は、凶日との重なりもなく、吉日が2つ、3つと重なる日が、土曜日、日曜日、祝日とも重なることが多くなっています。
ただし、春財布を買って、その日のうちに、すぐ使い始める日を1日だけ選ぶとしたら、唯一の平日である3月15日がおすすめです。
2024年の3月15日は、一粒万倍日と寅の日と天赦日が、3つ重なる最強開運日になっています。
春財布はを寝かせることで、さらに金運アップ
基本的に、新しい財布は、買って、すぐに使い始めるよりも、少し寝かせてから使い始めた方が、金運が良くなるので、
春財布も「買ってすぐ使わないで、少し寝かせてから使い始めたよう」と思っている方も多いことと思います。
その場合は、春財布を買う日も、春財布を使い始める日も、どちらも縁起の良い日にしたいところですよね。
そこで、今度は、春財布の購入時期別に、春財布を買う日と使い始める日のおすすめパターンをまとめてみました。
春財布を年末に買って、新年から使い始めたい場合
春財布を、2023年の年末に買って、年明けから使い始めたい場合です。
2023年は、クリスマスの12月25日が、巳の日と大安が重なるダブル開運日になっているのですが、残念ながら、凶日の不成就日とも重なってしまっています。
そこで、そのほかに、冬至〜年末までで、縁起の良い日がないかと探してみると、大晦日の12月31日が、一粒万倍日と大安が重なるダブル開運日になっています。
さらに、2024年は、元旦の1月1日が、一粒万倍日と天赦日が重なるダブル開運日になっているので、寝かせる期間は、1日と短くなってしまいますが、
春財布を大晦日に買って、元旦から使い始めれば、買う日も、使い始める日も、縁起が良いダブル開運日にすることが出来ます。
2024年になってから春財布を買いたい場合
2024年の新春を迎えてから、春財布を買いたい場合のおすすめパターンです。
先程も触れましたが、2024年は、1月1日の元旦が、天赦日と一粒万倍日が重なるダブル開運日になっています。
1年の始まりで、ただでさえ、縁起の良い元旦に、さらに、天赦日と一粒万倍日も重なっているので、そのおめでたいパワーの恩恵を受けたい方は、春財布の購入日を元旦にするのもいいかもしれません。
ただし、元旦は、お休みのお店も多いので、あらかじめ、元旦でもやっているお店や、買う財布などをリサーチしておくのがおすすめです。
春財布を通販で買う場合も、あらかじめ、配達日指定で、元旦に届けてもらえるかどうか調べておくといいかもしれません。
春財布を使い始める日には、5日間寝かせての1月6日か、27日間寝かせての1月28日を選びました。
1月6日は、己巳の日と大安が重なるダブル開運日、1月27日は、一粒万倍日と大安が重なるダブル開運日になっています。
春財布を買う日と使い始める日を最強開運日にしたい場合
2023年の春財布を買う日と使い始める日のどちらも、天赦日を含む最強開運日にしたい場合は、以下のパターンがおすすめです。
春財布を買う日:1月1日
天赦日と一粒万倍日が重なるダブル開運日。
春財布を使い始める日:3月15日
天赦日と寅の日と一粒万倍日が重なるトリプル開運日。
春財布を寝かせる期間が2ヶ月以上と長くなってしまいますが、上記のパターンにすれば、
春財布を買う日も、春財布を使い始める日も、天赦日を含む最強開運日になります。
春財布の色について。2024年の開運色は?
風水と同じ陰陽五行説をもとにした開運法である「九星気学」によると、2024年(令和6年)は、三碧木星(さんぺきもくせい)が中位に位置する年です。
三碧木星は「木の気」を持ち、季節で言うと春です。
冬が終わり、芽吹いた新芽が、春の暖かい光に触れ、ぐんぐん成長していく青春のようなイメージで、そこから導かれる開運色は青や水色です。
また、三碧は、易では、震(しん)といい、「雷」を象徴する卦(け)です。
雷は「土の気」を持ち、そこからイメージされる開運色は黄色です。
そのほか、有名な風水師や占い師がおすすめする2024年のラッキーカラーについては、別ページにまとめてありますので、春財布の色を、今年のラッキーカラーから選びたい方は、以下もどうぞ。
春財布は、本革財布から選びたい
春財布に本革素材を選びたい方のために、財布の革の種類と、風水で言われている効果をまとめてみました。
- 牛革
…豊かさの象徴。財布では一番人気。お金を貯める効果。 - 馬革
…生命や富の象徴。財運や事業運を高める効果。耐久性あるコードバンが特に人気。 - 羊革
…羊は群れを作るので人脈の象徴。人間関係を良くしたい人におすすめ。 - 蛇革
…何度も脱皮を繰り返す蛇には、お金の回りが良くなる効果が。自営業の人や経営者におすすめ。 - ワニ革
…ワニは龍の化身とも言われる。風水では、あらゆる気に源で最高のシンボル。スモールクロコダイルが最高級品。
オーソドックスに選べば、コードバンなどの綺麗な馬革、あるいは、各製造会社により独特な加工が楽しめる牛革なんかもいいですよね。
例えば、20万部を越えるヒットになった「稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか」の著者、亀田潤一郎さんが使ってる財布は、ルイ・ヴィトンのタイガですが、タイガレザーには、上質で柔らかい牛革が使われています。
風水での春財布の使い始め 2つの説
風水での春財布の購入や使い始めの時期について調べると「これには2つの説があります」ということで、次の2つの時期が紹介されていることが多いですよね。
- 冬至(12月21日ころ)〜雨水(2月18日ころ)
- 立春(2月4日ころ)〜春分の日(3月21日)
理由は、あまり説明されることはありませんが、なぜ、2つの時期があるのでしょうか。
二十四節気と陰陽の関係を表した以下の図をご覧下さい。
太陽の動きをもとに、季節を、24に分けた「二十四節気」では、春は、立春からになっています。
なので「立春から、陰陽のバランスがとれる春分の日までが、春財布の購入や使い始めの時期に適している」っていうのは、わかりやすい話です。
では、もう一つの「冬至から」っていうのは、なんでしょうか。
風水の基本は、陰陽五行説にありますが、実は、二十四節気を、陰と陽で分けると、陽の時期の始まりが冬至からになっているのです。
なので「春財布の使い始めの時期は、冬至から」っていう説は、この陽の時期の始まりを採用していると考えられます。
春財布とは?なぜ金運を上げる開運財布なの?
春財布は、風水で言う「春の時期」に購入する財布のことです。
季節の春(はる)の音と、お金が張る(はる)の音の語呂合わせで、「春の時期に買った財布は、お金がパンパンに張る財布になる」と言われています。
語呂合わせと言うと、シャレのようですが、風水では、語呂合せで縁起を担ぐことが、よくあります。
それは、言葉にしてイメージすると、現実になっていくという言霊の力を信じているからです。
言霊(ことだま)と言うと、古くは、万葉集で、柿本人麻呂が、
しきしまの大和の国は 言霊の助くる国ぞ ま幸くありこそ
※幸は「さき」と読みます
と歌っています。
これは…
日本の国は、言葉の力が人を助ける国だ。
(だから、言葉に出して言います)
どうか、ご無事でありますように。
というような意味です。
万葉集と言えば、その成立は、7世紀後半〜8世紀後半なので、実に、今から、軽く千年以上も前です。
そんなにも、昔から信じられてきた言霊パワーであるので、「春財布⇒(お金が)張る財布」も、単なる語呂合せだけじゃない何かを感じる人が多く、最近、知名度が高くなって来ているのではないでしょうか。
開運のために春財布を購入するにしても、せっかくなら、古くから綿々と続いている「言霊パワー」を使った方が、より効果があると思うので、どうなりたいかを言ってみたり、イメージしたりするのもいいかもしれません。
吉日と凶日の意味
カレンダーに掲載されている吉日と凶日の解説です。
それぞれの日の意味を詳しく知りたい方は参考にして下さい。
天赦日(てんしゃび) 最大吉日
天赦日は、百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日です。
日本の暦上、最上の吉日に位置づけられ、「天の恩恵に恵まれて、何の障害も起こらない日」とされています。
何かを始めるには、最高の日なので、春財布を買う日としても、使い始める日としても使えます。
寅の日(とらのひ) 吉日
寅の日は、十二支のうちの「寅」がめぐって来る日です。
虎の黄金色の縞模様は、金運の象徴とされていることから、寅の日は、金運が上がる日として知られており、「金運招来日」とも言われています。
また、「虎は千里行って、千里帰る」という諺(ことわざ)に由来して、寅の日に使い始めた財布は、お金を使っても、また、戻って来る財布になる、とも言われています。
どちらか言うと、春財布を使い始める日に向いた吉日です。
巳の日(みのひ) 吉日
巳の日は、十二支のうちの「巳」(へび)がめぐって来る日です。
七福神のお一人で、金運や財運をつかさどる神様である「弁財天」(べんざいてん)の使いが、蛇であったことから、巳の日は、弁財天さまの御縁日になっています。
弁財天さまは、「弁天さま」とも言われ、七福神の船の中では、琵琶を持った女神様として知られていますよね。
金運や財運のご利益がある神様なので、その御縁日である巳の日に買った財布は、お金の貯まる財布になる、とも言われています。
どちらか言うと、春財布を買う日に向いた吉日です。
己巳の日(つちのとみのひ) 大吉日
巳の日の中でも、特に縁起が良い日とされているのが、己巳の日(つちのとみのひ)です。
巳の日の「巳」(み)は、十二支の1つですが、「巳」の前の「己」(つちのと)は、十干(じっかん)の1つです。
十干(じっかん)は、陰陽五行の思想に基づき、以下の10種類の要素から成り立っています。
- 甲(きのえ)木の陽
- 乙(きのと)木の陰
- 丙(ひのえ)火の陽
- 丁(ひのと)火の陰
- 戊(つちのえ)土の陽
- 己(つちのと)土の陰
- 庚(かのえ)金の陽
- 辛(かのと)金の陰
- 壬(みずのえ)水の陽
- 癸(みずのと)水の陰
干支(えと)と言うと、現代の日本では、十二支(じゅうにし)のことを思い浮かべる方が多くなっていますが、本来の干支(えと)とは、上記の十干(じっかん)と、十二支(じゅうにし)を組み合わせたものです。
十干と十二支を組み合わせた本来の干支(えと)は、全部で60種類あり、1日ごとに割り振られています。
そして、己巳の日は、以下のように、十干の己(つちのと)と、十二支の巳(み)が組み合わさった日です。
己(つちのと)は、陰陽五行の五行で言うと「土の気」を持つ要素になっています。
「土はお金を産む」と言われているので、己巳の日は、巳の日の中でも、さらに、金運を上げてくれる日として知られている、というわけです。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび) 吉日
一粒万倍日は、干支(えと)の組み合わせをもとに、その日が良いか悪いかを占った選日の1つです。
選日には、吉日も凶日もありますが、一粒万倍日は、「一粒の種でも、蒔いておけば、そのうち、万倍にも増える」というような意味を持つ吉日です。
成功を願って、物事を始めるにに向いた日で、財布の場合は、買う日としても、使い始める日としても使えます。
甲子の日(きのえねのひ) 大吉日
「己巳の日」のところで、全部で60種類ある本来の干支(えと)について解説しましたが、
甲子の日(きのえねのひ)は、干支のうち、甲(きのえ)と子(ね)が組み合わさった日です。
干支の一番最初の組み合わせなので縁起が良く「甲子の日から始めたことは、良い流れになり、長く続く」と言われています。
また、七福神のお一人、大黒天の使いが「ねずみ」であることから、甲子の日は、大黒天さまの御縁日にもなっています。
大黒様は、五穀豊穣や出世開運などのほか、商売繁盛や財運向上のご利益もあるので、甲子の日は、春財布を買ったり、使い始めたりする日にも向いています。
大安(たいあん・だいあん) 吉日
大安は、大安日の略で、日の吉凶を占う暦法の「六曜」における吉日です。
婚礼、旅行、建築、引っ越し、開店、車の納車など、もろもろのことに用いて良し。
「六曜」の中では、最も吉とされる日です。
仏滅(ぶつめつ) 凶日
仏滅は、日の吉凶を占う暦法の「六曜」の中で、最も凶とされる日です。
「六曜」との結びつきが強い「陰陽道」では、仏滅は「全てのことに悪い凶の日」とされています。
不成就日(ふじょうじゅび) 凶日
不成就日も、一粒万倍日と同じく、干支(えと)の組み合わせをもとに、その日が良いか悪いかを占った選日の中の1つです。
何をやっても良くない結果になるという凶日で、何かを始めるには不向きの日、とされています。
物事が成就しないような名前の日であることから、財布を買う日や、使い始めの日としても、避けられる傾向にあります。